好気配の山本浩次/津マスターズリーグ第8戦

石渡鉄兵が前半を一気まくりで快勝。後半のドリーム戦はインで押し切ってひとり連勝発進を決めた。エンジン的には微妙なものだったが、さすが調整を得意とする当地、勝負圏内に押し上げてきた。ドリーム2着の仲口博崇は前半を逃げており2連対。ドリームで全速をかけ石渡に迫った足はきらりと光った。約5年ぶりの当地となった吉田光も2連対。感触自体は「本体は良くなさそう」と不安を感じているが、それだけにこの貯金を大事にしたい。2日目は1号艇も回ってきたのならさらにポイントアップか。

山本浩次が5コースから鮮やかなまくり差し、SGばりばりの時を思い出させるハンドルだった。「大外から阿波選手にまくられそうだったから行っただけ。差して押した？いや分からんよ」といつもの事ながらひょうひょうとした受け答え。ただ、前検に「普通はありそう」と語っていたことを思い出す。この男からは常に「出てない」「下がる」が定番の言葉だった。実際見るからに出てなかったのだが、腕でここまで生き残ってきた事実。彼の普通は他の選手の上位…は言いすぎかもしれないが、戦うには十分と思って構わない。2日目は1，5枠の2走。狙いたくなるのは、当然後半11Rの5枠であることは言うまでもない。