ドリーム1stは後藤正宗がまくり差しで快勝

初日のメインカード「ドリーム1st」は、波乱の展開となった。1枠で人気を集めたのは、SG3冠の坪井康晴。レースは5コースからコンマ09と仕掛けた後藤正宗が、イン坪井をまくり差しで撃破。坪井、山崎義明と内枠両名が残したが、3連単5-1-2は2万280円の好配当決着となった。

勝った後藤は「ピット離れだけが良くない。ストレスがたまりますね。走り出せば悪くない。行き足なんかは悪くなかった。ターン回りはちょっと重いけど、明日(2日目)は冷えるし、大丈夫だと思う。とにかくピット離れをどうにかしないと」と離れの不安を一部抱えてはいるが、足自体の気配はまずまずといったところ。一方、2着惜敗の坪井は「今のSは仕方ない。朝は合ってなかったけど、後半はペラをだいぶ叩いて良くなっていた。重い方で調整して、出足とかは甘いけど舟の向きはいいです。乗りやすくはないけど、他の人よりは乗りやすいかな。この方向で調整していく」と整備には正解を出したようで、初日は1、2着の2連対スタートとなった。

一般予選組で2連対スタート者はなし。気配面では杉山裕也、桐本康臣が良好だった。パワーだけなら女子の西舘果里がすごい。前半2Rは道中の3着競りで転覆。ペラ交換になって挑んだ後半6Rは、二番差しからグイグイ伸びて、エース機を操るイン戦の生田波美音を捕らえている。「私、あんまり自分から出てるとは言わないんですけど、これは多分出てると思います」と話した。穴党は狙っていきたいところ。

2日目メインの「ドリーム2nd」1枠の仲口博崇は、初日は2枠戦を差して2着のスタート。「エンジンを組み直してペラを少し叩いて、足的には上積みできた。全体的に底上げはできたね」と足の仕上がりも悪くなさそうだ。