当地初Vを目指す山本英志が気合十分

準優は順当に1枠両者が逃げ切った。優勝戦1枠を手にしたのは柏野幸二。「12本の指(準優)に入れて、6本の指(優勝戦)に入れて、それで1号艇。そんな仕上がりなんじゃないでしょうか」と具体的な足の評価を聞くことはできなかったが、周りからの評判は抜群。もちろん見た目でもかなり出ており、展示タイムも抜けている。3月でも当地で優勝をしたが、その時よりも今回の方が出ている印象だ。準優でタッチスタートとなってしまったため、優勝戦は早いスタートを行きづらくなったが、遅れない程度に決めれば十分に持つ。当地連覇へ、イン逃走決着が有力だ。

佐藤大佑は2枠。パンチ力をつけても、角度をつけて攻めにくい位置だ。差してバックで捕まえられるような出足ではないだけに、立ち回りが難しくなった。ただ「6着でもしょうがないと思っていく」と強い気持ちを持っており、V奪取へ燃えている。山本英志は前節の福岡に続く連続Vを狙う。こちらも欠点なく仕上げており、スタートもしっかり決まっている。当地初優勝へも気持ちが入っており、「チャンスはある足」と話していた。

佐々木和伸と中野希一は、準優で調整を外していた様子。優勝戦へ向けてはしっかりと合わせて臨みたいところ。ただ合った状態なら佐々木はレース足が良く、中野は出足を中心に抜群になるだけに不気味だ。若林将は6枠での優出。「5日目が一番良かった」といい調整はできたが、それでも中堅上位くらいの評価で「優勝するにはちょっと足りない」と。大外枠ということを考え、最後は一発を狙って「伸びに寄せてみたい」と調整の方向性を話していただけに、狙い通りの調整ができれば高配当提供もあるか。