坂口周、川原涼が前節の優出機をゲット

今節はいわゆる低調機シリーズ。ただし、前節優出の赤プレート機は全て参戦する。当地のツートップモーター22号機と52号機も赤プレート機となって登場するだけに、他機とは歴然のパワー差があるかもしれない。

22号機は若手の川原涼、52号機は主力の一人である坂口周に渡った。坂口は「中野(次郎)君にいいエンジンと聞いたけど、今日はそんな感じはなかったね。下がることはないけど、出ていく感じはなかった。それに起こしに重たさがあった。でも、その起こしの割にはスタートは届いていたかな。前操者を信じて、このままでいってみましょう」と、前検の手応えは期待したほどではなかった様子。

一方の川原は「パワーを感じました。全体的に良さそう。伸びは出ていくほどではなかったけど、班で分が良かったです。試運転でもいい感じでした。ただ、ターンでスカっている感じがしたので、調整は必要かもしれないけど、とりあえずこのまま1走してみます。多摩川は3度目。ここまでいい成績を残せていないので、このエンジンならいい着取って名前を覚えてもらいたいです」と意気込んだ。実戦での活躍に期待したい。

他では冨田秀幸、尾形栄治、関口智久、原豊土、鈴木成美、佐藤大佑、吉田彩乃が好調機とコンビを組む。

今節の主役候補である中野次郎は2連対率28.8％の66号機とコンビ。ただ前検では「悪くないですよ。ペラは叩いていったけど、班では少し伸びたような気がする。起こしの感じも悪くない。永井彪也くんにペラを聞いてきたので、それを参考にして頑張る」と話し、実際に特訓では2、3、6コース3本共にまずまずという内容だった。