地元のスター・池田浩二が優勝戦1号艇！

準優10Rを逃げ勝った杉山正樹はこれが通算1500勝目のメモリアルゴール。「通過点ですね」と予想通りのコメントが返ってきたが、地元の、それも準優で達成ならうれしさも倍増だろう。機力も上昇ムードだ。「今日は調整が合って、行き足が良く余裕があり、伸びも勝手に来ていた。ターンもいい感じで回れていた」とOKサイン。打倒池田浩二へ向け、モチベーションも上がっていく。その10Rで2着は吉田凌太朗。今節は機力不足にしのいできた形だったが、準優はターン能力の高さを見せた。「展開ですね。行き足は割と来たので、Sは決められるようになったけど、今は回りすぎ。完全にスカってた。この状態ではレースいきたいくないので、どこかでつかませたい。そうすればバランス取れると思う」と。優勝戦へ向けてまだまだ仕事は残っているが、最善を尽くす構えだ。

11Rは三重勢のワン・ツーで波乱の決着。3連単は3万円台の高配当となった。1着はエース8号機を駆る浜野孝志。「もう満足してます。昨日(4日目)後半ぐらいから乗り味が良くなっている。最初に比べたら全然違う。伸びとかパンチはないけど、行き足いいのでSしてからも出ていく。出足もいい感じで、行きたいところにいける」と完調宣言。2着の中北将史も機力には自信を持っている。「伸びは準優勝戦に入ると一緒ぐらいで、出足とターンがいい。乗り心地に関しても問題はない」なら連穴候補で注目したい。

12Rは池田が盤石の逃げを見せた。「やってもペラぐらい。そこは明日(最終日)乗ってみて。今節はそんなに違和感ないのでそのままいってるけど、ターン回りは特別いい訳じゃない。どっちかと言ったら伸びの方。Sは入れていく」と。大きなことは言わないが、その表情は自信たっぷりに映った。2着入線は藤田靖弘。「常滑連続優出できたのは、エンジンのおかげ。伸びは普通で、出足とレース足がいい。展開を突ける足がある」と。自慢のレース足は今節でもトップ級の威力だろう。

さあ、いよいよ優勝戦。池田の圧勝で終わるのか、それとも波乱があるのか。楽しみにその時を待ちたい。