江戸川選抜戦は石渡鉄兵が意地を見せるか！

オール東京支部による白熱の波乗りバトルが開幕する。6月に2度目の『江戸川番長』を襲名した福来剛や、伸び仕様にして強気に攻める佐藤大佑、スタート力を武器に戦う山田哲也ら強豪は多いが、当地といえば石渡鉄兵。まだまだ江戸川最強の座を明け渡すつもりはなく、今節は前回のGⅡ戦で準優敗退となった悔しさをぶつけるシリーズにもしてもらいたいところ。初日メインの江戸川選抜戦は絶好枠で登場。「スタートしてから伸びられない足にした上で、乗り心地をしっかりさせたい」と話す通りの仕上がりにして押し切る。

福来は「伸びで下がっていた」と前検は不安ありだが、ターンの雰囲気は良好。欠点をなくすことができれば石渡を脅かせる。山田は前回のGⅡ戦で石渡が仕上げた68号機を手にし「比較的、感触は良かったです」と笑顔。佐藤は数字のないエンジンだが「伸びは来ると思う」と話す。前検タイムは全体の3番目。調整が進めば、破壊力のある足に仕上がる可能性がある。中野次郎は選抜戦の3枠だが、当地は約2年半ぶりの登場とブランクがある。加えて「江戸川は苦手で…」と水面に対しての恐怖心があり、少し評価を下げた方が良さそうか。

前検で好ムードだったのは、前回のGⅡ戦で山田康二が優勝した64号機を得た森作雄大。調整ノータッチで手応えが良かった様子で「ほぼやることはないと思う」とレースに集中できそう。5節連続優出中の10号機を引いた萩原知哉も「全部が良さそうです」と前検から抜群。他では「手前の感じが良かったし、(前操者の)栗城(匠)選手を信頼していきます」と話した後藤盛也あたりに注目したい。