磯部誠が6連勝でV戦1枠をゲット！

準優10Rは好枠大峯豊がイン速攻でシャットアウト。見事優出一番乗りを果たした。「足はいいし、押しも悪くなかった。ただ、回転不足でターンで浮いた。今節は1号艇で2回とも浮いてるし、そのへんが課題。でも、良くないエンジンって言うなら出せてると思う。整備さんにもそう言われたし」と、2連対率24％の35号機をパートナーに、ここまで機歴以上の走りを見せてきた。優勝戦も一発狙ってくるか。2着はブイ際を差した萩原秀人。「出足はいい。準優、BS捕まえるかなって思ったけど伸びなかった。出足がいい分で、2Mは上手く回れた」。見た目にも明らかに伸び負けていた萩原。周年Vの34号機だが、こちらは大峯と対照的に機歴ほどの動きはない。

準優11Rは人気を集めた柳沢一がインからコンマ07のSを決めて逃げ快勝。「チルトを0にして良かった。回転を上げて、重いなりにいい足をしていた。前半レースの方がロスが少なかったので、それに近づけるペラ調整をする。準優勝戦のSは勘通りに行けた。優勝戦も同じくらい行きたい」と、最後も自慢のS力で地元Vを狙う。2着は稗田聖也。ピット離れでのぞくも、結果的には5コースからSダッシュで食い込んだ。「ピット離れいいので2コースぐらいに入るつもりだったけど…。足的にもそれしか勝機はないと思ってたけど、結果オーライですね。前半終わってペラやって、全体的に大分良くなってる。伸びもついてきたし、回り足は今節で一番良かった。この延長線で調整していく」と機力面にもメドがついたか。このピット離れを活かして、優勝戦はかき乱す可能性もありそうだ。

12Rは磯部誠が逃げ完勝。6連勝で優勝戦へと勝ち上がった。さぞかし、楽に逃げたかに思ったが、「Sはダラダラだった。でも、これでダービーが決まった。このためにこの1年頑張ってきましたからね」と実は苦しい3日間だったことを吐露した。絶対にF切れない状況の中、この成績はさすがのひと言。「これで気分良く優勝戦に臨める。足に関しては大丈夫だし、不満はない。今日は気温の分で重かったけど、その分、グリップしていて押していた」と盤石の状態で1号艇に乗艇する。「進入が変にさえならなければ優勝する自信はある。一匹変なの(6号艇の稗田を指して)がいるけど、丘の上でしっかり言い聞かせておきます」と磯部節がさく裂。おそらくそれも杞憂に終わるだろうし、磯部が逃げる確率は相当高そうだ。