伊藤誠二が久々の地元Vへ気合十分！

5日目9Rでは大賀広幸がインからコンマ01のトップSを決めて、逃げ完勝。これが通算2000勝目のメモリアル白星となった。「起こし間違えて01のSで決めるのが、俺らしいね」とレース直後は苦笑いを見せた。「ドラマチックなレース人生だけど、長かったかな。今日は番組の思いもわかってたし、ここで決めるつもりでした。達成できてうれしいけど、通過点ですね。まだまだ辞めるつもりはない。こっちが勝手にライバルと思ってる、同い年のキングカズが辞めるまでは、オレも辞める気はない。これからももっともっと勝てるように頑張ります」と続けた。ちなみに6427走目で、158人目の2000勝ゴールだった。

準優10Rは後藤盛也がコンマ07のSから逃げ完勝。優出一番乗りを決めた。「S放ったけど、1マークまで伸び返した。伸びがいいから展開も見やすくなるし、チャンスありますね」と自身5度目の優出で初優勝を狙う。

準優11Rは伊藤誠二が堂々逃げを決めて人気に応えたが、決して楽観できる状況ではなかった。前半の事故を経て、新ペラ・新ボートでの一戦。それでも豪快に逃げ切って見せた。「新ペラに変わって少し叩いたが、奇麗に叩けた。S練習はばたばたしたが、展示タイムは悪くなかったし、足的には問題がない。ボートも変わって、乗り心地が少し違ったかも。ただ、今のままでは深インは持たないので、明日、ギヤを含めてエンジンを点検するし、ペラの調整もする。Sはいつも通り行く」と。近年の当地ではVがない伊藤。久々の地元Vへ、気合も入っている。

準優12Rは安河内健が5コースからまくり差しで突き抜けた。機に関しても「いい向きしてた。あの辺は自信を持ってる部分。どちらかと言うと手前寄り。伸びも試したけど全然つかないし、出足もなくなってしまった。この手前寄りの調整で上手く合わせたい。直線は普通あるかないか。Sは勘通り。早いと思ったら放れるし、入ってると思えばそのままいける」と手応えは良い。優勝戦も乱戦から一気の突き抜けを狙う。