多摩川選抜戦は久田敏之がまくりで白星ゲット！

初日メインカード12R多摩川選抜戦は、1枠インの宮之原輝紀をはじめスロー勢のスタートが不発。4カドから久田敏之が1艇身のスタートで出切ってしまい、まくりで白星ゲット。宮之原は頭を叩かれる厳しい展開だったが、うまく残して2着とした。勝った久田は「スリット隊形の分でまくれただけですよ。そんなに伸びていく感じはない。一緒くらいです。前半とは違う形にして、乗り心地はましになったけど、それでももう少し。もう少し合わせていきたい。工夫が必要です」と、レースに関してはスタート勝ちを強調。ただ、見た目のムードは最後にひと伸びもあったし、ターン雰囲気もなかなかというところだ。初日は前半も6枠戦をさばいて2着としており、立ち上がりは上々だ。

敗れた宮之原は「現状、いいところがないですね。前半も後半もペラをやったけど合ってない。どこがというより体感がズレている。自分の体感じゃないので、ターンができない。ペラはしっかりやりたいです。整備も考える」と厳しい表情。ただ成績的に見れば、前半は3コース差しで白星を挙げており、初日は2連対発進。それも12Rの2着は選抜点で10点がつくので、ポイント的には不足はない初日だ。

初日の2連対スタート以上の選手はこの両名のみ。ほか選抜勢では後藤翔之の二速と、濱崎直矢も直線系はまずまず。一瀬明も出足の雰囲気は合えば悪くなさそうだ。低調機の服部幸男は、やはり機なりという分か、仕掛けた先の足に力感がなかった。

予選勢では6節連続優出中で注目の22号機を操る茶谷桜が1、5着の成績ながら「ペラはもうたたき変えていきました。足がいいのは分かった。特に回ってからの二の足がいいですね。乗り心地が良くないので、もう少し安心感を求めていく」と、そのパワー自体は体感。ほかでは星栄爾、大池佑来、岡部哲、宇野博之、稲生夏季らの気配は光った。