西野翔太が見事予選トップ通過！

西野翔太が2日目1、2着で見事予選トップ通過を決めた。「展示タイムが図抜けてましたね。ペラ調整して仕上がってる」と2連対23％の低調エンジンを上位クラスの足にまで仕上げた。「思ったように調整したら、それが上手くはまってくれた。伸びと言うより、手前の行き足・中間速が良くて、出足はえぐい感じになってる。常滑はいつもそれなりに仕上がるし、水が合うんでしょうね」とニヤリ。この分なら準優もキッチリ決めてくれそうだ。

2位通過は田中辰彦。シリーズ3勝マークと機力以上に乗れている印象。「展開です。決して良くはなってない。道中走っていてそう思った。回転が上がってこない。ペラをやり過ぎるとひどい足になるし、理想の形でいくと回転の落ち方が顕著に出る。％通りのエンジンだなって感じ。でも、今節はいいエンジンが少ないし、今節の中だったら普通なのかな」と、機力的には少し物足りない。

予選ラストで5着に敗れた磯部誠は3位通過。辛くも準優1枠に踏ん張ったという感じだ。「自分のレースミス。仕上がりは普通はある。気温に合わせてペラの調整をする」と話す。間違いでも地元の一般戦で優出漏れは許されない。立て直しに期待する。

今節、ハイパワーで盛り上げているのがエース機の伊藤紘章に近況絶好調9号機の松井洪弥。その二人が準優10Rで今節3度目の対戦。伊藤は、「また、松井選手と激突ですか。かなり仕上がってます。エンジンがいいだけなんですけど。全体に強め。伸びは3度だった時の方がいいけど、それでも伸びていく。レース足はかなりいい」と自他共に認める節イチ足。一方の松井は、「伸びは伊藤さんの方がいい。でも、出足が強力で、そこは自分が一番かもしれない。行き足もすごくいい」と負けない仕上がり。このふたりのパワー対決となる10Rは、準優一番の激戦区になるだろう。