吉田俊彦が3連続Vに王手！

5日目。準優3戦が争われた。初戦の10Rで、いきなり1枠の正木聖賢が敗戦する波乱も。続く北山康介、吉田俊彦は順当に逃げ切って白星を挙げた。ファイナル1枠は吉田の手に渡った。ここを制せば、6月びわこ、尼崎に続く3連続優勝となる。

【準優10R】 進入は枠なり3対3。スタートは1～4号艇が0台と早く、内ペースの流れ。インからは正木がコンマ06トップタイミング。先マイしたが、1Mはターンがまさかの横流れ。まくり差した木村仁紀が1着。小差しの鈴木博が2着で優出を果たした。

【準優11R】 進入は枠なり3対3。スタートは2、3コースが遅れ、後は1艇身付近。イン北山に対して、4カドから桑原将光がのぞいたが、絞り切るまでに至らず。北山は先マイ成功で逃げ切りへ。まくり差そうとした桑原は、2コース山田亮太ともつれ後退。外をブン回った濱本優一が2着で優出へ。

【準優12R】 進入はスタート展示で動いた吉川昭男、村田修次も本番は大人しく、枠なり3対3。スタートは4カド村田修次がコンマ04と踏み込んだが出切るまではいかず。イン吉田はコンマ10のスタートで追いつき逃げ切り成功。2着は一番差しの大塚康雅が、2Mで先輩・村田をさばいて入線。

以上準優3戦の結果、優勝戦12Rメンバーは以下のとおりとなった。 【①吉田・②北山・③木村・④鈴木・⑤大塚・⑥濱本】

吉田は足の自己診断で「レース足が良くて、回った後がめちゃくちゃいい。伸びは本当に人並みです。伸びを求めて今の状態を壊すのは嫌なので、これでいきます。インから先に回れば何ともないと思うし。スタート勘も途中から合ってきている」と話している。準優も実際しっかり伸び返しての楽逃げ。優勝戦は前付け艇が不在にもなり、条件は揃った。逃げて3連続V有力。相手は外枠の大塚、濱本まで出番がないとは言えない混戦となっている。