今シリーズの主役は岡村仁！

ドリーム戦の1号艇に指名されるということは、そのシリーズの主役を任せられるということ。今節の主役に任命されたのが岡村仁だ。前回3月の当地優勝戦では攻めのレースを見せるも、惜しくも3着。今節はその雪辱に燃える。引いた57号機は2連対率41％の高勝率機。「走り出せば悪くないけど、常滑特有の重たさがあって、Sが勘よりも大幅にズレていた。2節前にペラが変わってるけどベースは悪くないと思うので、このベースを基本にペラを調整する」と。まだ十分な手応えは来ていないが、足的には決して悪くない。ここから徐々に仕上げてくるだろう。

他のドリーム戦メンバーでは、伊藤誠二がいいエンジンを引いた。9号機は強力な行き足で、前節は優勝戦に進出。「貰ったままの状態で行って、いい感じだと思う。S特訓の足は下がる事がない。ペラはきれいに叩いてあるので、現状をベースに行く」と本人も満足そうだった。

最近は鳴りを潜めているエース8号機は名手・岩崎正哉に渡ったが、S特訓では仕掛け遅ればかりが目についた。「いいエンジンっていう感じは全くなかった。とにかく回ってない。常滑ってこんなに回らなかったっけ？エンジンがいいのなら触らず、ペラ調整に専念する」と話す。ペラ調整に定評のある岩崎なら8号機を復活させる可能性は高い。

他では橋口真樹が好ムード。「手前の2速、3速の足がない。ターンの頂点から前に進んでいる感じがしない」としながらも、「伸びは良かった。伸びて行く感じがある」と大好物の伸びには合格点を付けた。いつものように伸び型で仕上げていけば、ものすごい伸びに仕上がるかもしれない。