伊藤誠二が予選トップ通過！

地元大将格の伊藤誠二が堂々予選トップ通過を決めた。「行き足だけではなく、ピット離れ、回り足も含み舟足は全体的にいい。このままいく。Sも勘と合っている」と仕上がりに不安はない。準優はもちろん、すでにVを見据えての戦いだ。2位に中辻崇人・3位塩田北斗とドリーム組が準優1枠を独占した。中辻は「乗り味はいい。足はバランスが取れて悪くないけど、自分で感じられるほど出ていくことはない。ペラはこのままでチルトを考える。1本持っているし、Sは風が変わると行けない」と。塩田は「出足型で悪くないかなってぐらい。普通でレースはできる。(準優の番組を見て)きつそうだけど、頑張ります」とこちらは万全とはいかない状況だ。

地元の大ベテラン・鈴木幸夫が2日目連勝で上昇アピール。「ペラを大幅に叩いて、いい方向に行っている。出足系がいい感じで、伸びも悪くない」とニヤリ。コース取りから目が離せない存在だ。

若手コンビの活躍も触れておかなければならない。鰐部太空海と山本稔太朗がオール舟券絡みで準優進出。同じ11Rで対戦することとなる。鰐部は、「本番は初めてのスローで、Sも分かってなかったので心臓がドキドキでした。S遅れないようにと思って、バカ放りしました。でも、1Mはエンジンが押しくれてた。乗り心地は本当にいい」と乗りっぷりの良さが光る。一方の山本稔も、「直線は普通ぐらい。回ったあと押しているし、回り足がいい。乗り心地が良く、レースしやすい」実戦向きの仕上がりだ。将来、当地を背負って立つ可能性も十分の逸材両者、準優でその片鱗を見せて欲しい。