仲口博崇が予選首位の座を守った！

「ハマナ娘クルークリスマスカップ」4日目では1、2着で予選首位の座を守った仲口博崇が得点率9.25でシリーズリーダーとなった。今節は低調機とのタッグだったが、巧みな調整手腕を発揮して上位級の舟足にまで仕上げた。「足はいい人にも引けを取りませんよ。一番気に入っているのは乗り心地。ただ、もう一足欲しいので、ペラを工夫します」とVへ向けて更なる良化を目指している。

その他で準優好枠を手にしたのは鶴本崇文と天野晶夫。鶴本はオール2連対をキープで9.14の2位。伸び寄りの舟足だが、予選ラストは鮮やかなまくり差しで突き抜けるなど、ターン回りも仕上がっている。「まくり差しはたまたまでしょう。気温は冷えた方がいいけど、この着順で文句を言ったらダメですね。スリット近辺がいいです。この足をキープです」と納得の仕上がりになっている。天野はオール3連対でまとめて8.57の3位。全体に高いレベルにまで仕上げているが、「4日目は合っていなかったです。ピット離れもだけど、3日目の方が良かったですね」とまだ完調の域には達していない様子。

エース機を駆る板倉敦史は7.29の8位で予選をクリア。舟足は変わらずいいが、周りが出してきたこともあって、序盤ほどのパンチは見えなくなってきた。板倉も「スリットの足はいい人と同じぐらいになってしまいました」と話す。それでも「回った後の足はすごくいいです」と出足やその後のつながりの良さは健在だ。

その他の準優メンバーで熱視線を送りたいのは一瀬明。3日目までは低調機に悩まされていたが、4日目にシャフト交換をして正解を出した。「シャフトが良かったね。伸びが上向いたよ。後はペラで出足や乗り心地を合わせたい」と上積みに成功してニッコリ。シャフトが馴染んでくればもう一丁良くなってくるだけに、注目したい。