角谷健吾、土山卓也が2連対と好スタート！

初日に光る走りを見せたのは中山雄太と土山卓也。中山はエース機を駆る板倉敦史を抑え、2コースからまくって白星をゲット。後半は6号艇ながら3着とした。「板倉さんの方が力がありそうだけど、自分も舟は返ってくるし、庄司樹良々さんに追いつく感じもあったので、いいと思いますよ」と納得の表情を見せる。

土山は初戦で加藤政彦との道中競り合いを制して2着とすると、後半は2コースから意表を突くまくりで天野晶夫を撃破して1着。「特別、出ていることはないです。ただ乗りやすいし、微調整ぐらいですね」と乗り心地にOKサインを出した。

板倉も白星には届かなかったが、舟足には満足している様子だった。「だいぶいいと思います。1Mはターンを外したけど、返ってきた。バックも庄司樹良々さんより後ろだったとこから前に行きました」とニッコリ。

他の予選組では鶴本崇文が目立った。3コースから軽快にまくりを決めて、初戦で白星を奪取。「全体にいいと思います。気になるとこもないですよ」で2日目以降も注目。若手では堀本翔太が大外から2着で高配を演出。「悪いところがないです」なら、再び穴を空けてくれそう。

ドリーム組の初戦は明暗が分かれた。前節のV機を手にした角谷健吾は大外から白星発進。前検ではV機の感触を感じられなかったが、「良さそうです。行き足がしっかりしているし、ピット離れも良かったです」と確かな手応えをつかんだ。岡田憲行はシード番組のイン戦をしっかり逃げて人気に応えた。「合っていないけど、悪くないです」とエンジンについても及第点を付ける。

坂口周は1着とはいかなかったが、1Mは後方に置かれた状況から道中追い上げての3着。6号艇だったこともあり、価値のある3着といえる。低調機だった仲口博崇だが、ターン回りはまずまずで差し切り快勝。一方、江口晃生はS遅れで6着大敗。中村守成は着外に終わった。

メインのドリーム戦は江口が押し切ったが、コースとS勝ち。江口自身も「前半よりマシになったぐらい」と話していた。