4日目連勝の柳沢一が予選トップ通過！

3日目まで得点率トップだった盛本真輔は、4日目前半で転覆。その際に米田隆弘の転覆を誘発したため妨害失格で賞典除外となり、思わぬ形でシリーズリーダー争いから脱落した。

盛本に代わってシリーズリーダーの座に就いたのは柳沢一。予選最終日は前半戦で切れ味抜群のまくり差しを決めると、後半のイン戦も逃げ切り連勝ゴール。堂々の予選トップ通過を決めた。「気になるところを調整したら、良くなりました。力強さが出たし、行きたい所にも行ける様になりました。3日目までとは別物になっていますよ」と、ここぞという所でしっかり仕上げて来る辺りはさすがだ。

天野晶夫は安定の航跡を残し、予選2位で準優1枠をゲット。強力な舟足ではないが、レース足はまずまずの仕上がり。予選ラストでは服部幸男の懐を鋭く差し切った。エンジンについては「合えば悪くないけど、少しでもズレると乗っている感じが良くないですね」と話した。

重野哲之、服部が思うようにポイントを稼げなかったことにより、地元勢では渡邊裕貴が準優最後の1枠を手にした。今節は乗りっぷりの良さが光る。「足はボチボチです」と平凡機ながらもしっかり仕上げており、ここまで水面でも陸でも充実している。

他では松井友汰に注目。今節は勝率4.33の選手とは思えない好ターンを連発して予選をクリア。舟足も日に日に上向いており、出足などのターン関係は高いレベルにある。「少しずつ良くなっていて、現状なら結構いいと思います。バランスが取れて、中堅上位はありますよ。操作性の良さも変わっていません」と納得の表情。F持ちでスタートは無理できないが、準優も好ターンを見せて6強入りを狙う。