ドリーム戦を制した柳沢一が初日連勝発進！

初日は台風14号の影響で不安定な気象条件となり、1～9Rまで安定板を装着して開催された。難しい調整コンディションに実力者も悪戦苦闘。ドリーム組の服部幸男は初戦、道中競り負けで4着。河村了もシード番組のイン戦をモノにしたが後続を振り切ることができず、内容は微妙だった。大澤普司、重野哲之、森貴洋も大きな着に沈むなど、厳しい船出となった。

そんな中、予選組が躍動。細川明人は1Rでまくり差しから2着とすると、後半の6Rも道中で力強い舟足を見せて2着をゲット。メーカー機を駆る新井英孝の動きも目立った。スタート後に伸び返して先マイすると、一気にセーフティーリードを作ってインから快勝。「足はいいですね。スタートしてから半分は追いついていました」と舟足に手応えを得ていた。また、前節から動き始めた2号機を使用する盛本真輔も軽快な動きを見せた。

地元勢では、1Rで渡邊裕貴が大外からツケマイを決めて高配当を演出。「展開が良かったし、ラッキーでしたね」とニッコリ。ベテランの後藤孝義は1、3着と好発進。「調整して前検より良くなっています。回ってからも押していたし、悪くないです」と調整に苦しむ選手が多い中、ベテランらしく高い調整力を発揮した。9Rでは渥美卓郎が鮮やかなまくり差しで突き抜け。「展開がはまりました」と謙遜したが、表情は明るかった。

ドリーム戦は、絶好枠の柳沢一が逃げて人気に応えた。柳沢は前半レースもカドまくりで勝っており、初日は連勝と最高のスタート。舟足に関しても「足は良かったです。重いけど、重いなりの良さも出ていました」としっかり仕上げており、2日目以降も安定した活躍が期待できる。重野は大外からまくり差しで2着として、前半の大敗をリカバリーした。