奈須啓太が逆転で予選首位通過！

20日予選最終日。前半レースから得点率上位者が登場。2Rは得点率2位だった奈須啓太が2着にまとめた。3Rは得点トップの池田剛規が登場。難関の6号艇だったが、道中でツキもあって3着として優出はもちろん、優勝戦ポールポジションまで可能性を残したと同レースだった6位の川島圭司は4着、4Rの4位タイ黒田誠司も4着で優出圏外まで後退した。5Rの西村拓也は機力不足だが、しぶとく連絡みに成功。前半ラストの6Rは8位タイの地元・佐藤旭のイン戦だったが、スタートで遅れてモノに出来なかった。

後半レースは、8Rで白石健がまくり差しで制し、優出へ大きく前進。9Rで池田剛は1着で文句なしの優勝戦絶好枠になるとあって気合のまくりを見せたが、1M寄り過ぎた分、谷津幸宏に差された。得点率は8.60でフィニッシュ。ただ、舟足は上位級のまま。「行き足、スリット近辺がいいです。チャンスはあると思う。スタートは0台。コンマ09を目標に行きます」と初Vへの強い思いを話した。10Rは谷川祐一が2着となり、優出を決めた。足については「合えば上位だけど、ゾーンが狭いです」と。仕上がり次第では波乱を生む選手なだけに、展示は要チェック。3位につけていた津留浩一郎は、大敗で優出を逃した。西村拓は11Rを制して優出。しかし、足は「はっきり言って出ていないですね」とエンジンの弱さを嘆いた。

予選ラストは奈須がまくり差しを決め、得点率8.83として逆転で絶好枠を手にした。「スタートは歯を食いしばって頑張りたい」と、久しぶりの美酒へ力を込める。2着に敗れたイン白石は「ペラが開いていたかも。ただ、合えば乗りやすくなるし、足も上位の一角」と悲観する様子はない。2着条件だった黒田、佐藤が条件をクリア出来ず、最後の席には山本修一が滑り込んだ。