3連勝の徳増秀樹が節イチ宣言！

3日目の前半は横風が吹き、後半からは向い風に変わったが、通してみれば終始、落ち着いた水面コンディションの中で行われた。

3Rでは菊地孝平はまくったところを金子良昭に差されて一度はトップを譲ったが、2Mで逆転して3連勝。後半レースも2着にまとめるなど、エースが本領を発揮してきた。気配も日ごとに上向いているだけに、予選最終日もしっかりポイントを加算してくるだろう。

一日早い勝負駆けだった笠原亮は4Rのイン戦をモノにすると、後半の9Rもまくりで制して連勝。「S勝ちです。たまたまですよ」と話すが、「最悪は脱したし、リズムは上向いてきたかな」とやや表情にも明るさが見えてきた。

8Rは板橋侑我が逃げてシリーズ2勝目を挙げた。2号艇に河合佑樹、3号艇には菊地と格上が相手だったが、堂々たる走り。板橋は「お2人に勝ててすごくうれしいです」と笑顔が弾けた。

11Rは服部幸男と徳増秀樹の機力2強がぶつかり、3日目一番の注目カードだった。共に、前半レースで圧倒的な機力を見せていただけに多くの関心が集まったが、服部幸の勇み足というまさかの結末が待っていた。恵まれで徳増が3連勝。仕上がりは「トータルで節イチ」と、完調宣言も飛び出した。なお、服部幸の当地フライングは06年12月30日の一般戦以来だった。

3日目終了時点で得点率トップに立つのは佐々木康幸。2位タイに徳増、菊地が小差で続く。4位以降とは1点以上の差があるだけに、この3選手でシリーズリーダーをかけた戦いが展開される。予選突破へのボーダーは6.17を想定。ボーダー近辺の選手は多数いて、準優進出をかけた戦いは混戦模様だ。