6戦全勝・大場敏の勢いが止まらない！

「GⅢマスターズリーグ第7戦ニッカン・コム杯」のシリーズリーダーは大場敏。予選3日間で6戦全勝と手のつけられない勢いだ。スリットを過ぎると強力な伸びを活かし、他艇に重圧をかけ、1Mは余裕をもってさばいて主導権を奪い続けている。3日目はピット離れも良く、2走とも2コース差しで決着をつけた。

2日目に言っていた「独自のタイム(一周、回り足、直線)に全て色をつけたい」という目標は、後半11Rで達成。ピットに引き上げてくると「色もついたし、節一と言っていいんじゃないかな」と笑顔が弾けた。機力を維持して予選全勝、そして完全Vのシナリオを完結させるか。

得点率2位につけるのは渡邉英児。こちらは3場所連続優勝と、近況の勢いは一番。3日目にしてようやく白星を掴んだが、オール3連対と順調な航跡を描いている。「二番差しでもグッと出ていったし、出足はいいです」と初日からセールスポイントは変わっていない。

出足なら森弘行も強力だ。3日目10Rはエース機・宮迫暢彦との接戦に敗れたが、「宮迫さんの足はいいけど、ぼくのは出足がずっといいまま。(トータルでも)上位の次です」と胸を張る。渡邉と同じくオール3連対で得点率は6位。「今節は大きなことをしてないし、また雨が降っても大丈夫と思います」と、準優好枠を目指してレースに集中する。

宮迫は今節2勝目をマーク。6枠だった事もあって、3連単は2万円を超える好配当となった。後半レースからチルトを0にはねたが、「ペラは叩くつもりがないので、選択してみた。これでも乗りやすかったからね」と思案通りのパワーに自信を深める。「中間速、出足、回り足がいい」と特長をアピール。予選最終日も白星ゲットを狙う。