宮迫暢彦がエース機パワーを遺憾なく発揮！

「GⅢマスターズリーグ第7戦ニッカン・コム杯」が開幕した。初日は朝から生憎の雨模様。時折り強く水面を叩きつける時間帯もあり、ペラやギヤケースで回転調整に勤しむ姿が多く見られた。

1Rは宮迫暢彦が2コースから伸びてイン黒田誠司を楽に叩いて快勝。エース29号機の力を初戦から発揮した。「行き足がいいし、回った感じも悪くない。スリット付近からがいいですね」とレースでの足に手ごたえをつかんでいる。出番を終えると整備室へ直行。「本体洗浄してみました。メンテナンスみたいな感じですよ」とペラには一切手を加えず、リラックスムード。2日目は5、12Rの2回乗り。メインレースでもパワーを発揮し、好レースを披露したい。

地元勢は大場敏と金子良昭が連勝発進。大場は伸びを武器に初戦の7Rはまくり快勝。後半12Rのドリーム戦はイン速攻で人気に応えた。「自分にしては珍しく伸びが良かったね」と驚いた様子だが、「ターンで少し重さがあったので、ペラの微調整をしていく」と現状に満足せず、調整を続行する。金子は抜群のピット離れで2走ともインを奪って逃走劇を披露した。「ピット離れはいい方。手前がいいね。起こし、出足がいいですよ」と特長を明かす。伸びに関しては「いい人にやられるだろうし、足合わせはしない」と意に介さず。「あとはペラで天候に合わせていくかだね」と現状維持して戦い抜く構えだ。