強力パワーの星栄爾がV奪取に挑む！

「浜松市長杯争奪 やらまいかカップ」は5日目が終了。準優勝戦が行われた。昼過ぎから雨が降り出し、湿度が高くなったことで「重い」との声が多く聞かれたが、吉村誠は「回りすぎてしまって、起こしで空回りしてしまった」と。準優11Rは4着に敗れたが「変わらず出足、回り足はいいです」と今節の機力は安定している。最終日こそ好レースに期待したい。

準優勝戦はイン逃げ3連発。予選トップの深谷知博が優勝戦1号艇をゲットした。回り足を仕上げて今節最多の5勝を挙げた。それでも「伸びは威張れない」と納得の仕上がりといえず「ペラ調整と本体整備も考える」と、最終日も調整に余念がない。

機力は星栄爾が文句なしのトップだ。伸びを中心にレース足も強力。1Mで展開を逃しても、 道中の追い上げは鋭く今節は全て舟券に絡んできた。「行き足から伸びにかけていい」と求める直線は仕上がっている。「5日目は乗り心地も合わせることができた。気温と気圧で微調整する」と。星が機力で圧倒するシーンも十分だ。

センター枠には坪井康晴と菊地孝平の82期コンビが陣取り、ハンドル勝負に徹する。穴の気配が漂うのは5号艇の伊達正利だ。「伸びは星に分が悪いけど、出足や回り足の感じはいいし、レースしやすい」とレース足を強調。「スタートは行き足がいいので決まっています」と。4カド菊地の攻めに乗ってまくり差せば、2M主導権争いを演じても不思議はない。

6号艇は笠原亮。準優12Rは道中3番手から先行する徳増秀樹を相手に逆転劇を演じた。「どんな形にペラを叩いても、伸びはいい」と直線には自信あり。ただ、「ターンでロスしているので、繋がりを良くしたい。だけど、今節はペラが合っていませんね」と思案顔だ。