行き足強力な濱野谷憲吾が予選トップ通過！

「第25回多摩川さつき杯」4日目は、準優進出戦へ向けての攻防が行われた。

内でも外でも機敏なレースを展開していた、シリーズリーダーの濱野谷憲吾は、4日目は5、1枠の2走を2、1着で予選首位通過を果たした。前付け位置からでも強めの行き足が光る今節はレースが安定している。「本体がいいし、行き足がいいね。ただ4日目は特別回らなかった…」と気圧の低下をやや気にしたコメントは出ていた。

得点率2位となったのは熊谷直樹。「足はやっぱり普通。ただ乗り心地はある」と、グリップ感の調整が合ってきた。4日目は6枠で前付けして2コースからまくりと、鮮やかなレースを見せた。

得点率3位は大池佑来。4日目8Rは3コースから鮮やか過ぎるまくり差し一撃。敗れた長田頼宗に「見とれてしまった…」と悔しがらせたターンだった。行き足系が強く、本人は「完璧ではない」と口にするがターン足もかなりのレベル。

得点率4位は角谷健吾。低調機を仕上げて「凄く乗り易い」と、随一の多摩川調整巧者が腕を振るっている。

準優進出戦は1枠から勝負できるレースが並んだ印象だ。穴党は一般戦に的を絞って行きたい。狙いは、派手さはないがレース足が抜群の坂本徳克。 相原利章も「不安なくSできるようになったし、ターン足も今が一番」と良化していて狙い頃。7、8Rでは若手の佐藤隆太郎、宮之原輝紀らが良い位置のカドに引けて面白みがある。