深谷知博が3日目も連勝で白星を量産！

「浜松市長杯争奪 やらまいかカップ」は3日目が終了。2日目と同じく向い風で水面コンディションはダッシュ勢有利に働いた。

深谷知博は、2日目から続く連勝を4に伸ばした。前半9Rの進入固定戦は5コースから鮮やかにまくり差し、後半12Rは1号艇で圧倒的な支持を集め、危なげなく逃げ切って人気に応えた。「すごく操縦性が良かった」と、回り足に関しては満点のデキといえるが「回転が上がってきていて、道中の感じは少しズレていた」と完調とまではいえない様子。得点率は唯一の9点オーバーで堂々のトップ。4日目は3、4号艇での出走となり、持ち味の全速ターンを発揮して連勝を伸ばしたいところだ。

機力相場では星栄爾がズバ抜けているといっていい。深谷とは違って連勝こそ果たせぬものの、3日間を終えてオール3連対の活躍を見せている。3日目の足は伸びに出足とパワフルで、前半5Rは3コースからまくり差して突き抜け、後半10Rは6コースで1Mは展開を捕らえられなかったが、道中の追い上げが鋭く、先行する幸田智裕と坪井康晴をあっさりかわして足の違いを見せつけた。対戦した伊達正利が「回り足もそうだけど、バックでは星に出ていかれた。あいつが節一でしょう」と驚きの表情を見せれば、坪井は「自分の行き足は悪くないけど、足は星が抜けていた」と苦笑い。当人に声をかければ「欲しかった伸びがきました」と満面の笑みを浮かべる。「ターン足も悪くないし、あとはスタートだけですね」とレースに集中するのみ。深谷と星が今シリーズを大いに盛り上げている。