下條雄太郎がV戦絶好枠も波乱含み！

準優戦と準優同枠戦をメインに争われた開催5日目。この日は気温も上がり穏やかな陽気の中でのレースとなったが、エンジンが非力の選手は気温が上がったことが舟足に影響。最終日は気温が下がる予報が出ており5日目に調整面で苦労した選手にとっては朗報と言えそうだが、最終日は風向きが変わって北風が吹く予報。仮に安定板が装着するようだと、やはり非力な選手は調整作業に忙しくなりそうだ。

準優戦の結果だが、まず11Rは前半同枠戦インで4着に敗れた前田光昭が、後半はインからきっちり押し切り1着。前半では白星だった熊谷直樹が2Mで川上剛をさばいて2着、3着には橋本久和に競り勝った川上が入線。続く12Rは下條雄太郎が松江秀徳に1度はまくり差しを許しながら、2M逆転で白星。2着は松江、3着には石倉洋行に競り勝った森晋太郎が入線し九州勢で上位を独占。

この結果、優勝戦は1枠から下條、前田、熊谷、松江、森、川上という並びで関東勢が2人、九州勢が4人ファイナルに進出。下條がインで人気を集めそうだが、今節は3度のインで3勝を挙げながら、純粋な逃げの決まり手は1本のみ。2Mでの逆転が2度あったことで下條からは「最後はスッキリ勝ちたい」との談話があったが、初動での操作系に課題を残しており、そこがくるかどうかが優勝戦の結末を左右しそうな予感。前田や熊谷も足は十分だけに、下條の旋回が甘くなると逆転まで十分。また熊谷がセンターから仕掛ける展開になれば、ダッシュ勢にも差し場ができる可能性もありそうだ。