渡邊伸太郎が初日唯一の連勝発進！

「ボートピア玉川19周年記念 Wave21杯」が開幕した。天気予報どおりに気温が急激に低下。しかし選手からは「思ったよりも気温が下がらず、重いままだった」との声が聞かれ、ペラ小屋は混雑状態。整備室ではギヤケースを入念に点検する姿も複数見られ、回転調整に集中していた。

そんな中で、初日唯一連勝を果たしたのが渡邊伸太郎だ。前検日は「伸びがないからペラを叩く」と早急に対応。開口一番「きましたね」と笑顔を見せると、「5月にここに来たときの形に叩いたたら、出足を落とさずに伸びがきた。これで十分」と足には満足。当地は一昨年の9月、昨年の11月と優勝しており、季節とペラがマッチしている様子。「浜名湖は相性がいいね」と表情は緩みっぱなしだ。

2連対スタートは大町利克、岡祐臣、土性雅也、若林将。中でも大町は前節の優勝機らしい、力強い走りを見せた。「前節はノーハンマーだって聞いてるけど、ほんの少し叩いた。前検とは全然違うし、ターン回りがいいですね」と特長を示唆する。前節は伸びもついてバランスが取れていたが、本来は回り足に特化する6号機だけに、素性通りの力をしっかり引き出しているようだ。この成績なら今節も優勝戦に駒を進める可能性は大きい。

ドリーム戦は、松本勝也がイン逃げで人気に応えた。こちらは「まだ何もしていない」とノーハンマー。「足の差は分からないけど、乗り心地はいい感じ。レースしていて不満が出てきたら調整を考えます」と15号機を信頼している。