中澤和志が妥協なき走りで2コースから差し切りV！！

新モーターに切り替わって3節目。優勝戦に乗ったモーターは、いずれも優出、準優出の実績のあるものばかり。

向い風5m、波高5cmの水面状況の中、スタート展示ではめずらしく2対4のスタイル。3カドに引いていたのは森岡満郎。その森岡が本番でも3カドからコンマ13のトップスタートでのぞいていく。1マークで強引にまくって出るが、風の影響もあってボートが暴れ気味になる。インから永田啓二が先に回り、2コースから中澤和志が差す。バック中央では永田がやや前の位置にいたが、舳先のかかっていた中澤が引かず2マークを先取り。そのままスピードを乗せたターンで永田を振り切った。

1着、2着は2周目でほぼ決まったものの、3着争いが激しかった。山本光雄と小坂宗司の競り合いに2周2マークで森岡が加わり、最終ターンで小坂が3着を確保した。

中澤は今年6回目の優出で、1月桐生を含め今年2度目の優勝、びわこの優勝は6年半ぶりである。SGウィナーの勝負強さが光った優勝戦だった。