永井彪也が当地初Vにチャレンジ！

前日の強い南風から一変し、準優戦の直前まで北からの向い風が吹くコンディション。途中、風と潮がぶつかる条件もあったが、水面状態は良好でスピードとパワーが重視される中での戦いとなった。

準優11Rは2コースから握って出た熊谷直樹の攻めに動じず、永井彪也がイン逃げ快勝で江戸川2度目の優出。差した北山康介が2番手を追走したが、伯母芳恒が追い上げる形で2着。北山が3着に入り、ファイナル進出を果たした。熊谷は1Mで若干サイドが外れる形となって攻め切ることができず4着まで。

続く12Rはイン渡邉睦広が立ち遅れ、2コースからまくった富永正人が快勝。山田哲也のまくり差しは入らず、差した吉田宗弘が2着。山田哲は渡邉の猛追を振り切り3着を確保したが、その競り合いの中で渡邉が転覆のアクシデント。3連単は4万円台と波乱の結末に。

この結果、優勝戦は1号艇から永井、富永、吉田、伯母、山田哲、北山という並びに。デビュー初Vがかかる北山を含めて永井、伯母の3人が江戸川初Vにチャレンジ。一方で富永、吉田、山田哲らは江戸川3度目のVをかけての一戦となる。機力的には出足に自信を深めるのが永井で、富永も気配は抜群域。北山も調整が合えば動きは軽快で、吉田いわく「①(永井)、②(富永)、⑥(北山)が抜けている」とのこと。ただ、その吉田や地元を代表する速攻派である山田哲ら攻撃的な選手が揃い、平和島、多摩川も含めて地元初優勝を狙う永井にとっては決して楽な戦いとはならないだろう。