渡邉睦広が予選トップ通過！

開催4日目は強い南風が吹き水面状況が悪く、約1時間遅れで1Rが開始に。オープニングから安定板装着の2周戦と荒水面の中で、予選突破に向けて各レースで激しい戦いが繰り広げられた。この日の1号艇は3勝のみで、熊谷直樹、山田竜一、村田敦ら初日選抜組が勝ち切れず…。強い追い風の影響で差し系の決まり手が多かった1日に。インが勝ち切れなかったことで波乱も続出し、4本の万舟券が飛び出した。

ポイントを伸ばし切れない実力者も多かった一方で、予選をオール2連対でクリアと抜群の安定感を見せたのは渡邉睦広と永井彪也の両者。それぞれ実戦足を中心に上位域の仕上がりで、荒水面にもきっちり対応している印象だ。予選トップ通過は渡邉睦の方で12R1号艇にスタンバイ。この12Rは3枠センターに地元が誇るスタート巧者・山田哲也の存在。今節は「気持ち良くスタートが行けてるわけではない」と話す渡邉睦にとって、山田哲に負けないスタートを行けるかがファイナル1枠ゲットへのポイントとなりそう。逆に、その山田哲が一気に絞って出る形になれば、波乱の結末となる可能性は十分。

11Rは今節A1級へ勝負駆けが続いている永井が絶好枠で登場。今節の好走によりA1勝率にもある程度のメドがつきレースに集中できる状態にはなったが、ここは2コースに熊谷の存在。2コースからのジカまくりも武器として持つ熊谷だけに、その重圧に打ち勝って1Mを冷静に回れるかが注目点に。逆に熊谷にとっては永井に重圧をかけた上で1M巧みに立ち回ってファイナル進出を狙う。波乱があるならその両者で1Mやりあったときで、その展開だと実戦足いい北山康介以下、中外勢にも優出のチャンスが。