湯川浩司が逆転して予選首位通過！

北風が強まった開催4日目は5R以降で安定板が装着、9Rは周回を短縮してレースが行われたが、10Rのスタート展示で岡村仁が転覆するなど開催続行が困難となり、9R終了時点でレース打ち切りということに。レース傾向的には向い風水面らしく、落として差す形になった選手は苦戦傾向。前半レースはインの選手が結果を出したが、水面が悪化した中盤以降はダッシュ勢が好走。7～9Rでは万舟券3連発という結果に。

3日目終了時点まで得点率トップだった岡村は前述のとおり10Rのスタート展示で波に引っかかり転覆という大アクシデント。前半レースも6枠不利が響いて5着とポイントを伸ばせず。その岡村を逆転して、4日目は外枠から1着とした湯川浩司、市川哲也に、3日目は結果的にレースがなかった石渡鉄兵の3人がセミファイナル1枠の座をゲット。予選トップの座は湯川が手にすることに。

江戸川グレードレースの優勝経験がある3人が1枠を固めることとなったセミファイナル。それぞれの見どころだが、10Rはインの市川に対し、気配に勝る中田竜太や岡祐臣がどんな戦いを挑むかに注目が集まる。また、実力トップの峰竜太はこの6人の中では気配が見劣るだけに、レースまでにどこまで足の底上げが図れるかもポイントとなる。11Rは石渡、濱野谷憲吾と地元エース格両者が登場。三嶌誠司や坪井康晴も含めて江戸川で記念優勝経験のある名手たちの優出をかけた熱いバトルが見どころに。

12Rはインの湯川が逃げてファイナル1枠の座を手にできるかどうかだが、湯川は今節ここまで早いスタートを決められてない。一方、カドには伸び仕様からのまくり一撃という武器を持つ三井所尊春の存在。この三井所がカドから一気に絞って行くようだとレースが大きく乱れることに。