廣瀬将亨が連勝スタート！

前検日に比べて気圧が上がり、気温は下がった初日。一転して「回りすぎ」と話す選手が多かった。風はホーム追い風で平均6メートル前後。乗りにくそうな水面コンディションでもあった。

主力級では連勝を決めた寺田祥に不足感はなく、問題ないレベル。「乗り心地がかなり悪い」と渋い顔をしていたが、「回って進んではいるし、もしかしたらスタートして出ていってるのかもしれない」と舟足に関しては手応えを感じたようだった。2節連続V機の白石健は「行き足と回ってからの足がいいです」と前検に比べて感触は上向き。尾嶋一広も「直線で出て行くし、ターンも自分がしっかり乗れるような感じになってる」とペラ調整に正解を出していた。

地元エース格の横澤剛治は中堅レベル。後藤翔之、平石和男の格上関東勢は伸び不足といった印象だった。ただ後藤は、前検から操縦性に納得しており、特に調整を施す姿は見られなかった。基本的に「微調整だけ」ということで、ターン回りの良さを活かして戦う構えだ。

ドリーム組以外では廣瀬将亨がまくり連発で連勝発進。「伸びたような気がした」と言うとおり、スリットからの足に余裕があった。地元若手の金子萌は2着2本。エンジン勝率は大したことないが「グリップが良くて舟が返ってくる」と思ったようなターンができるのが特長。足負けもしていない。そして最若手の板橋侑我はまくって白星。「1Mは風の割に気持ち良く回れた。その辺のパワーはありそうです」とまずまずだった。

女子では喜井つかさが1、2着。「ターンしてからの一瞬の足が良くて、伸びも出ていく感じ。全体的に良くて、気になるところがないです」と好ムード。F持ちでも「スタートの決めやすさがあるので、しっかり決めていきたい」と上位着を狙えるエンジンにやる気を見せていた。