V戦好枠を地元群馬勢が独占！

5日目も連日同様、1Rから中穴以上の配当が目立った。準優戦までの1～8Rで3連単5000円以上が4本、万舟券が2本飛び出し、穴党ファンを喜ばせた。

そんな中で行なわれた準優3番勝負。まず、9Rはインの地元・金子拓矢が逃げ切った。Sはコンマ25とやや後手に回ったが、そこから伸び返して先マイ。優出一番乗りを決めた。1M最内を差して浮上した高田明が2着に入線。3着には星栄爾が入り、2連単970円、3連単2720円。

準優10Rは大本命のイン菊地孝平が敗れる波乱。勝ったのは2コースから差した地元の上村純一だ。2連単で2300円という高配当となった。それにしても菊地は、先月の当地SGメモリアル覇者とは思えぬ仕上がり。今節は3回のイン戦ですべて差される始末で、準優後は「イチからやり直します」と気持ちを切り替えた。

そして迎えた準優ラストの11R。断然の舟足で1号艇に構える地元の総大将・江口晃生はインからコンマ10の絶好Sを決めて、横綱相撲の逃げ快勝。1Mで間隙を突いて浮上した鈴木勝博が2着に入った。

これにより、準優3Rで3連勝した群馬支部勢が優勝戦1～3枠をジャック。しかしながら、当地SGメモリアル覇者の菊地が4枠に控えるのはなんとも不気味で、菊地自身も「今の状態なら2コースより4コースの方がチャンスある」と怪気炎。今年正月以来の当地Vを狙う江口にとって、脅威の存在となる。

エンジンパワーランキング
【超抜】
江口晃生
【上位】
鈴木賢一、浮田圭浩、金子拓矢、下條雄太郎
【中堅】
山口哲治、新地雅洋、海老澤泰行、志道吉和、星栄爾、進藤侑、加藤翔、坂口貴彦、夏山亮平、森晋太郎、高田明
【中堅】
前川竜次、坂東満、森秋光、高山秀雄、赤坂等、冨田秀幸、桂林寛、一柳和孝、中渡修作、織田猛、廣中良一、浦上拓也、寺田祥、菊地孝平、鈴木勝博、鹿島敏弘、上村純一、永井彪也、関浩哉、小川知行、大谷健太
【下位】
池本輝明、村田修次、吉村正明、西舘健
【ワースト】
玄馬徹、別府昌樹