ボートレース浜名湖

浜名湖

超抜機の吉川喜継がV戦1号艇を獲得!

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「かんざんじ温泉観光協会会長杯」は3日目が終了。予選最後のバトルが繰り広げられた。水面こそ穏やかだったが、得点上位陣がこぞって取りこぼすシーンが続出。その理由は台風9号の接近による気圧の低下だった。パワーのない低勝率機ならなおさらのこと、2日目終了時点で得点率トップタイだった16号機の黒井達矢は前半6Rで4着と今節初の着外。「回転が上がらない状況だと厳しいですね」と厳しい表情でペラ調整。後半戦を2着として優出を果たしたが、5位での予選フィニッシュに「ターンの出口で押してないし、一瞬の足が欲しい」と不満げ。「天候見て調整していきます」と最終日も慌しい一日となりそうだ。

岩瀬裕亮は1回乗りを2着として2位通過となったが、「胸を張っていいといえる部分がないですね」と首を傾げる。先着を許した伊藤誠二が「伸びは岩瀬より良かった」とパワー差も明らか。初日は伸びが良かっただけに、「ペラを(初日の形に)戻して伸びを求めていくか、調整に迷いますね」と2枠での戦いに悩ましい表情を浮かべた。

4位通過の秋元哲は前検日から景気のいい談話が聞かれない。「イースタンヤングで吉村(誠)選手が乗っていて、いいエンジンだと思っていた」との先入観もあって「今節はエンジンがタレている感じ。目立つところがなくて普通です」と感触はイマイチ。「でも、(調整は)何もしないでレースするつもり」と、ハンドルさばきで勝負する。

一方で吉川喜継渡邉優美、山田豊は機力に自信あり。まずは紅一点の渡邉優は前半戦4着で厳しい勝負駆けとなったが、「減量した分とペラが開いていたので前半戦は回りすぎていた。ターン回りが良くなかったです」とペラ調整。すぐさま機力を立て直して後半戦はイン逃げ決めて巻き返しに成功。「2コースが(2号機の)吉川さんなので負けたくなかったですから。スタートは行く気でした」とコンマ05の快ショット。「後半はターン回りも含めて全部が良かった。今節で一番いい状態になっていました」と笑顔。取材した時点では他選手の結果待ちだったが、優勝戦3号艇が決まると「本当ですか?」とニッコリ。「頑張ります!」と拳を握り締める。山田は「2日目は合ってなかった」と再調整。3日目は1、3着と舟券に絡んで6位で優勝戦に滑り込んだ。「別にピット離れ仕様にしたわけじゃないけど、(ピット離れは)出て行った。調整はバッチリ合っていました」と明るい表情。「伸びは2号機とかいい人に負けるけど、ターン回り中心にいい。今のピット離れなら1つでも内に入りたい」と意気込む。最後にシリーズリーダーの吉川。超抜2号機なら優勝戦1号艇は当然の成り行きといえるが、緊張の面持ち。「気圧が下がって少し合ってなかったけど、足は間違いなくいい」と改めて機力を絶賛。「今節はスタートが分かっていないので、しっかりレースに集中したい」と気を引き締める。

エンジンパワーランキング
【超抜
吉川喜継
【上位
海老澤泰行
【中堅
高山哲也、山田豊、宮本裕之、伊藤誠二、草場康幸、野田祥子、川島圭司
【中堅
藤井定美、谷口勝、坂東満、金澤一洋、前田光昭、諏訪忠宏、渡邉英児、齋藤智裕、米田隆弘、宮地秀祈、星野太郎、上之晃弘、石川哲秀、桐本康臣、中村亮太、中村尊、古賀繁輝、岩田優一、山口隆史、黒井達矢、秋元哲、渡邉優美、岩瀬裕亮、古賀雅晟
【下位
倉尾大介、泉啓文、伏田裕隆、竹野未華、西舘果里、中田夕貴、梅内夕貴奈
【ワースト
福島陽子