鈴木峻佑ら地元勢が活躍！

2日目は気温の上昇とともに南寄りの風が吹いて、春らしい陽気となった。

鈴木峻佑がカドから豪快にまくってオール連対を維持すれば、今坂晃広は最内を差して伸びて2M先取り波乱の立役者となるなど、地元勢の活躍も目立った。鈴木峻は「自分もコンマ26だったし、内が遅れてくれたおかげです」とスタート勝ちを強調。それでも「握った時の反応がいいから、乗り心地がいいです」と操作系の足に自信を見せた。「スタートは調子に乗るとFを切ってしまうので、全速で行けるタイミングで」と、平常心で臨む。

今坂は前検から新ペラでの戦いを余儀なくされ、初日までノーハンマーだった。「初日が良くなかったから、ペラを叩くしかない」と調整に専念。そうして臨んだ実戦ではバックでグイグイ伸びて「調整が合っていましたね。初日に比べたら数段も良くなっていました」と笑顔を見せた。「調整を続けていけば、さらに良くなりそう」と言うだけに、今後の活躍に期待できる。

重野哲之は前半3着も、後半は松尾基成のまくりを鋭くまくり差して今節2勝目を挙げた。「足は悪くないまま。だけど、部分部分で合ってないので、ペラでしっかりさせたい」と。課題を克服すれば白星量産態勢となるか。

遠征勢では、松尾と日笠勝弘が伸びで好評。松尾は「回ってなかったのでペラをやったら、ちょうど良かった。ペラでバッチリ合わせられるのは、めったにない」と笑みがこぼれた。「伸びというより、全部の足が上のレベルにあります」と自信たっぷりだ。日笠は初日から複数の選手が「出てる」と証言。2日目も長尾章平が「展示の段階から彼の気配がすごかった」と。4、6着といいところは無かったものの、「変わらず足は悪くないです」とパワーを実感。巻き返しに注目だ。

エンジンパワーランキング
【上位】
松尾基成、日笠勝弘
【中堅】
竹村明、渋谷正義、新美恵一、後藤浩、中嶋誠一郎、橋本年光、山口裕二、今坂晃広、重野哲之、鈴木智啓、鈴木峻佑、夏山亮平、菅章哉
【中堅】
陶山秀徳、池上正浩、占部彰二、渡辺豊、岡部浩、森秋光、明石正之、大谷直弘、北村征嗣、野末智一、長尾章平、大野芳顕、有賀達也、末永祐輝、小池公生、金子萌、後藤麦、西野雄貴、澤崎雄哉
【下位】
中里英夫、金子順一、坂本徳克、田村勇一、杉山貴博、曾根孝仁、前沢丈史、竹内吉弘、門間雄大
【ワースト】
吉岡誠、向所浩二、森下勇