ボートレース浜名湖

浜名湖

優勝戦は激戦ムード!

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

「浜松商工会議所会頭杯」は5日目を終了。前夜からの雨は1R前に上がったものの、日中に再び強く降るなど湿度が高い状況での戦いとなった。3Rまでに2号艇が3連勝し、5Rでは渋谷正義のまくり差しを吉岡誠がバック差し伸びて2M先マイに成功。3連単は21万円というドデカい配当となった。「渋谷さんは伸びるから、その内を差せば何とかなるだろうと思ってたけど、思いのほかバックの伸びが良かったし、かかりも良くなってたから先に回れたんだろうね」と興奮気味に話す。「待機行動中に雨が降り始めて周りから『吉岡がまた雨降らせた』と言われたけど、『重馬場』になってくれたおかげで出てない自分でも勝てました」と趣味の競馬に例えつつ、話は止まらない。吉岡のみならず、複数の選手から「渋谷選手は出てる」と評判。渋谷も「本体をやり尽くして今はペラやってるけど、どうやっても伸び型だね」と特長を示唆。最終日も波乱を演出する可能性は十分ある。

準優勝戦は波乱の幕開けとなった。10Rは前沢丈史がインから先マイも、コンマ01の勇み足…。「出足が弱いから、全速になるまでに時間がかかる。だからスタートは突っ込んでいかないと…」と予選道中から言っていただけに、はやる気持ちを抑え切れなかった様子。「足はまともになっていたのに…」と表情からは悔しさがにじみ出る。その10Rを制したのは新美恵一後藤浩。新美は「重さがあって、握って回る若い子向きの足になってる」と本人向きの仕上がりではなく、「気候を見ながら調整を続ける」と。対する後藤浩は「ペラをしっかり合わせられたし、伸びやレース足が良くて理想の仕上がりになった」と2人の表情は対照的。

11Rは山口裕二が力強く逃げ切り、まくり差しから伸びた明石正之が2着。山口は「前検からいい状態を維持してるし、優勝戦でも機力負けすることはないです」と自信たっぷり。明石は今節のワースト機ながらも着実にパワーアップしており、「伸びはいいままで、出足もついてきた。今なら上位級です」と調整の正解も出た。

12Rは重野哲之が逃げ、今坂晃広が差し続いての地元ワンツー。重野は今節、回転の調整に苦労していたが、「ペラを大幅にたたいて準優はかかりに伸びと良かった」とベストの状態に。今坂は新ペラの調整がうまくいって、「機勝率の割にはいい所を引き出せたと思う」と仕上がりの良さをアピール。優勝戦1号艇は地元の格上・重野となったが、激戦ムードだ。

エンジンパワーランキング
【上位
後藤浩、山口裕二
【中堅
渋谷正義、渡辺豊、中嶋誠一郎、松尾基成、橋本年光、明石正之、大谷直弘、今坂晃広、重野哲之、北村征嗣、菅章哉、日笠勝弘
【中堅
陶山秀徳、池上正浩、竹村明、占部彰二、新美恵一、岡部浩、森秋光、吉岡誠、野末智一、杉山貴博、長尾章平、鈴木智啓、大野芳顕、前沢丈史、鈴木峻佑、有賀達也、夏山亮平、末永祐輝、小池公生、後藤麦、西野雄貴
【下位
金子順一、坂本徳克、竹内吉弘、金子萌、澤崎雄哉、門間雄大
【ワースト
向所浩二、森下勇、曾根孝仁