ボートレース桐生

桐生

山崎裕司が鬼足まくりで優勝!!

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連日の雨に見舞われた「第12回新東通信杯・MBP福島開場4周年記念」。最終日は終盤から雨が降り、優勝戦前には「ウイニングラン中止」が発表されるほどの大雨となった。

そんな中で始まった優勝戦。絶好枠に構えるのは約15年ぶりの地元Vへ好気合の柴田光だが、展示から果敢に前付けに出た6号艇・新藤哲三が本番も動いてきた。しかし4号艇・芦澤望も譲らずに突っ張り、もちろん柴田も死守して本番進入は146カド235の並び。このとき、勝負の流れは「節一の足」で4カドに入った山崎裕司に向いていた。

スリットでスロー3艇がやや遅れると、山崎裕の強烈なスリット足がうなった。コンマ11の完璧なSを決めた山崎裕は内3艇をスリットで順番に飲み込んでいく。優勝をもくろむイン柴田の頭を最後に叩いて1Mをまくり切ると、そのままバックで一人旅。通算8度目のVは実に華麗に決めた。

2着争いはヒリヒリするようなデッドヒート。展開を捕らえてバックで次位追走していた海老原孝志は、まくられながらも立て直した柴田、バランス型で上位の芦澤に追い上げられてしまった。最終的には機・技で上回る柴田が2着、芦澤が3着に入線。2連単2-1は770円(3番人気)、3連単2-1-4は1690円(5番人気)で、1番人気の柴田が敗れながらも安い配当となった。

それにしても山崎裕の36号機は凄まじいパワーだった。伸びだけなら上もいたが、今回は出足、伸び、回り足と三拍子揃ってトータルで節一。次節以降も桐生の「36号機」には注目だ。