平田健之佑がデビュー初優勝!!

「第36回びわこ王座決定戦」の優勝戦は、気温17度の無風状態の中で行われ、1マークを5コースから渾身のまくり差しで抜け出した三重の平田健之佑がデビュー初優勝を飾った。

レースは1号艇で圧倒的人気となった山口達也が、インからコンマ12のトップスタートで先制。しかし準優でも3コースからまくって勝った強烈パワーの小池公生が同じ3コースからまくって出た。山口達がけん制したところを5コースから平田がまくり差しでズバッと展開を突き、その後も再三追い上げる山口達を振りきって優勝ゴール。今年V6とびわこ初Vを狙った山口達は惜しくも2着。抜群のパワーでデビュー初優出と見せ場も作った小池が3位で、3連単は27,880円の高配当に。

地元で期待された香川素子、青木玄太の両者は見せ場なく敗退となった。

ウイニングランでもこわばった表情だった平田だが、「同期に置いていかれて、そろそろ優勝しないとと思っていたので、本当に嬉しいです」と、表彰式ではようやく笑顔がはじけた。平田は競輪選手を父に持ち、師匠は井口佳典。デビュー6年目、6回目の優出で初優勝を達成した。