ボートレース桐生

桐生

地元若大将・土屋智則がドリームで魅せた!

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春の陽気どころか、やや蒸し暑さすら感じた初日。オープニングレースは気温22℃、前日同様に「回転が上がらない条件」でスタートした。この日は逃げ5本、まくり1本、差し2本、まくり差し1本、抜き(競り勝ち)3本。桐生らしくバラエティーに富んだ決まり手が飛び出した。

各選手は相変わらず調整面に手を焼いた。なにせ前半戦は20℃前後、最終12Rのドリーム戦でも14℃。関道に至っては「もう夏場のペラの形にしますよ」と回転を上げる調整に追われていた。

さて、初日2走を抜き(競り勝ち)、まくりで連勝した谷勝幸はなかなかのパワーを見せつけたが、それ以上に圧巻だったのは桐生ドリーム戦を勝った地元若大将・土屋智則だ。展示は5コースのカドだったが、本番でまさかのイン取り敢行。そのまま1M先マイし、押し切って圧勝した。初日2、1着と好発進を決め、見事に地元の看板を背負う「意地」を見せつけた。

機力相場では新美恵一が一歩リード。行き足中心に強めで、ターン回りもスムーズに仕上がっている。また、7日に誕生日を迎えた最年長V記録保持者の高塚清一も出足がパワフル。また、岡部貴司大串重幸も好気配を見せている。一方、桐生ドリーム戦1号艇でインを取られて敗れたシリーズの主役・平田忠則、同じく5着に敗れた後藤浩の2枚看板はまだまだ上積みが必要。田中豪はワースト級に苦しんでいる。2日目は追い風10メートルの予報もあり、安定板を装着する可能性が大。引き続き、機力相場の変化には注意したい。

なお、松田祐季はインフルエンザのため初日2走を欠場して途中帰郷。海野康志郎は4RにFで賞典除外となった。

エンジンパワーランキング
【上位
新美恵一
【中上級
高塚清一、後藤浩、谷勝幸、岡部貴司、大串重幸、石岡将太、喜川照正
【中堅
半田幸男、藤井定美、広瀬聖仁、原田富士男、海老原孝志、横田茂、天野晶夫、小林享、清水攻二、上之晃弘、関道、平田忠則、幸田智裕、吉田敦志、平野和明、小澤学、金田大輔、海野康志郎、下出秀明、土屋智則、富永大一
【中下級】
鈴木唯由、竹上真司、別府正幸、川口貴久
【下位
田中豪