琵琶湖
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品田直樹が嬉しい初優勝!!
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「第37回八景賞」は、準優勝戦ではシリーズリーダーの廣瀬将亨がまさかの5着に敗れる波乱があったが、最後の優勝戦もまさかの結末となった。廣瀬に代わって主役の座に就いたのは、廣瀬に負けぬ舟足に仕上がった濱崎直矢。ただ、6号艇に山室展弘がいて、S展示では淡々と枠なりにおさまったが、本番ですんなり枠なり進入とはならない気配が漂った。
そうして迎えた本番、案の定、山室が仕掛けて内コースを窺うと、好枠の濱崎、品田直樹の両者はコース主張は果たしたものの、S展示よりかなり深い位置取りとなった。山室はスローの3コース、これに続いた5号艇の川上剛も4コースでスローを選択。5コースのカドに原田智和、そして大外6コースに白石健という隊形で優勝戦が始まった。深い起こしとなった内2選手が早いスタートとなったが、インの濱崎は+02の勇み足、一方の品田はコンマ02で踏みとどまった。山室、川上と後続が差を詰めるが、濱崎がフライングで戦線離脱のあと、差し続いた品田が力強い伸び足を武器に最後まで先行リードを守り切り優勝。デビュー12年、20回目の優出で決めた初優勝だった。
一方、大本命で敗れた濱崎は、1Mを回った瞬間には完全に抜け出し、独走態勢に入ろうかとしたところで非常のFコールを受けた。好枠両者のまさに明暗がくっきり分かれた優勝戦となった。
品田は表彰式で、「実感はまだありませんが、びわこは一生忘れられないレース場になりました。今度びわこで走るときは、また優勝を狙って走ります」と笑顔でファンの声援に応えた。