行き足が良すぎる金田論

波乱の4日間短期シリーズ。4月と言えば今期級別審査も今月一杯までだが、初日好走したのが勝率勝負の選手。A2級勝負の星栄爾が2、1着、浜野孝志が1、4着。A1級へ伊藤誠二が1着、茶谷信次が1、2着、原豊土が2着と、足とかよりレースぶりにやはり気合が入っている様子。今後も目が離せない存在になりそう。

初日メインの多摩川選抜戦は、4カドから松元弥佑紀が早々と締めてまくりに行こうとしたが、行き足いい金田論が3コースから伸び返して先マイ。そこを大外6コースからズバッと差したのが森定晃史。展開が良かったと言えば展開も良かったが、前半は押さずも後半はターンでスムーズさがありそうだった。だが正味エンジン本体はあまりいいとは言えない。結果は4着だったが、選抜メンバーで機歴1番いい金田は前半6R1着。コンマ01のSだったが、届きすぎるぐらい行き足がいい。同じレースを走った選手からも「行き足が違う」との評価。2日目は5、6枠だが、届くパワーはある。

選抜戦1枠だった三井所尊春はまさかの6、6着発進。前半レースの前にリングを換えたが、平凡機で目に見えて良くなった感じはない。

なお、初日2Rで新井康行、石間徹が転覆(責任)、新井は公傷のため2日目より帰郷となった。

エンジンパワーランキング
【上位】
金田諭、松元弥佑紀、伊藤誠二
【中堅】
山本光雄、星栄爾、森定晃史、北村征嗣、塚田修二、柴田光、榊原直樹、坂本徳克、齋藤智裕、山下和彦、岡部哲、高橋直哉
【中堅】
松本博昭、淺香文武、市橋卓士、織田猛、安東幸治、浜野孝志、星栄爾、原豊土、刀根辰治、天野誠、茶谷信次
【下位】
谷津幸宏、三井所尊春、中谷有希、大西賢