ボートレース多摩川

多摩川

芹澤克彦が差して多摩川初V!!

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

強風の影響もあり、大混戦だった5日目のW準優勝戦。接戦を勝ち進んだ6選手が顔をそろえた最終日の12R優勝戦。

優勝戦1号艇は、今節追配ながらも好モーターを引いた鳥飼眞。かかりこそずっと不安を抱いていただが、足自体は「今年1番の足」の好状態。2番人気は今年V3、予選トップ通過をした深川真二。肝心なW準優勝戦で5、1着、6号艇になってしまったが、もちろん「動きますよ」でS展示から2コースに。今節シリーズ通して好レースを展開したのが4号艇の秋元哲。機力にボートと好セットでトップ級の動きだった。

最終日は前日からの予報通り朝から強風が吹き荒れ、3、4Rでは12mの左横風。日本一の静水面で知られる多摩川もさすがに1R~12Rまで安定板を装着してレースが行われたが、11Rぐらいからだいぶ風が緩やかになり、優勝戦の時間は追い風2mで水面も穏やかになった。

その優勝戦。本番もS展示と同様、インから162カド345の3対3の進入。インから①鳥飼がコンマ04、2コースから⑥深川がコンマ08。しかし風が緩くなっている分もあり、深川は少しSで落とした。そこを強気なスリットで仕掛けたのが②芹澤克彦。コンマ02のギリギリラインまで踏み込んだ。1Mまずは先に握ったのが①鳥飼。2コースの⑥深川は引いて差し。そこを素早い判断で②芹澤がまくり差しに切り替えバック先頭に立った。

焦点は2着争い。インで①鳥飼が残し、5コースから差した④秋元と接戦に。道中は前にいた①鳥飼が余裕を持ってさばいていたが、最終1Mで不安だったかかりが露呈、やや振り込み気味に…。そこを差してバック伸びて捕えたのが伸びに回り足も抜群な④秋元。最終2M内有利に先に回って2着に入着。2連単4520円22番人気、3連単17440円74番人気という結果になった。

芹澤は多摩川3回目の優出で初、今年3回目の優出で初、2011年8月後半の戸田以来、通算8回目の優勝を飾った。