パーフェクトVと水面

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芝田浩治

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芝田浩治】-->

10月3日まで尼崎で行われた「ダイスポワンカップ競走」において、芝田浩治が7連勝でパーフェクト優勝を達成した。芝田にとってはこれが初めての完全V。

優勝戦はインから逃げを決めたが、そのスタートタイミングは何とコンマ00。あとわずかでも早ければ完全優勝への挑戦がフライングで終了となっていただけに、振り返ってみれば冷や汗タラ~リだったはず。もしFを切っていれば16年11月の岡本慎治以来の完全V挑戦でのFとなっていた。

今年のパーフェクトV達成者は9月の吉川元浩についで7人目。パーフェクトへの挑戦者は11人いたので、達成率は63%ということになる。2000年以降では挑戦者341人に対して達成者は224人、達成率は65%なので、ほぼこのデータ通りだ。

尼崎での完全V達成は11年8月の鎌田義以来で実に7年ぶり。ただ尼崎は必ずしもパーフェクトが出にくいレース場というわけではなく、00年以降では今回を含めて12回の達成が記録されている。

ちなみに同じ00年以降で達成回数が最も多いのは大村で27回、それに次ぐのは常滑で20回となっている。大村は番組傾向的にさもありなんということになり、また常滑は4日間の短期決戦が多く節間の取りこぼしが少ないから、ということになろうか。

反対にパーフェクトVが出にくいのは鳴門で、00年以降で2回だけしか記録されておらず、挑戦者そのものも3人しかいない。さすがの難水面だ。また、達成率が低いのは10回中4回の琵琶湖と、11回中5回の平和島。こちらも水面的に納得の数字といえそうだ。