やまとチャンプ、デビュー戦でF…

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2日、平和島で112期の今泉友吾(いまいずみゆうご)と馬場剛(ばばつよし)がデビューを果たした。馬場はやまとチャンプ、在校勝率も7.56で同期トップと当然初戦から注目が集まった。一方の今泉も在校勝率が7.11(4位)で、こちらも期待が高い新人だ。

記念すべきデビュー戦は2人で完全に明暗を分けた。1Rに登場した今泉は3着に入り舟券に絡んだが、続く2Rの馬場はまさかのフライング、ほろ苦いデビュー戦となってしまった。

この日は向かい風が吹いていたのだが、2Rはスタート時にだけピタっと風が止んだという。それが影響して、馬場以外にも2人がフライングを切り3連単は不成立となった。

レース後、馬場は「早いと思ったんですけど、入ってると思いました。本当にショックです。申し訳ありません」と仕切りに頭をさげ、少し茫然としていた。少し間を空けて、再び馬場に話をきいた。やまとのリーグ戦では1回だけフライングを切ったことがあるという。「準優勝戦で、ものすごく教官に怒られました。それ以来のFですが…、学校でのFとは意味が違いますから反省してます」と下を向く。それでも最後には「スタートは慎重になりますけど、それ以外では攻める気持ちを持っていいレースをしたいです」と前向きなところも見せてくれた。プロ転向初戦であまりにも厳しい洗礼を受けた格好だが、彼の素質が落ちるわけでもない。2戦目以降の彼の戦いに改めて注目したい。