~実況アナの穴目八目~

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馬場貴也

津で行われた東海地区選手権の優勝戦は、松尾拓選手がインから逃げを決め、GI初制覇を飾りました。チャンスをしっかりとモノにした辺りは、松尾選手の本来の勝負強さを見せつけた結果になりました。タレント揃いの114期から新たなタイトルホルダー誕生で、ますます存在がクローズアップされていくことになりそうです。

それでは、今回はBOATRACE三国「GI第64回近畿地区選手権競走」の優勝戦展望です。優勝戦のメンバーは、①馬場貴也今垣光太郎吉川元浩湯川浩司上田龍星北村征嗣。準優・11R予選で2着に入った吉田俊彦選手が待機行動違反で賞典除外になり、3着だった北村選手が繰り上がってのGI初優出ということになりました。

さて、今回の近畿地区選手権を展望する中で、大きなターニングポイントがありました。それは、「エースモーター・18号機を誰が引き当てるか?」でした。そして、馬場選手が手にしたと私が聞いた時に、V戦線争いに筆頭に立つことを確信していました。福井支部の活躍が目立つ中でもしっかりと得点率争いの一角に食い込み、最終的に予選トップ通過を果たしました、第2関門の準優・12R、中へこみの苦しいスリット体形から馬場選手がパワフルに逃げ切ったレースを見せつけたことで、最終日の優勝戦での死角はほとんどないと私は感じました。これは、100%に近い確率で馬場選手のイン逃げから優勝というシナリオになっていきそうです。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。