~実況アナの穴目八目~

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吉田裕平

9月にBOATRACE三国で開催されるヤングダービーの前哨戦で行われているBOATRACEびわこの「イースタンヤング」とBOATRACE丸亀「ウエスタンヤング」。それぞれ優勝戦に駒を進めた6選手が決まりました。

それでは、7月最初の「実況アナの穴目八目」は、私・小林アナのイースタンヤング&ウエスタンヤングの優勝戦展望をお送りします。

まず、イースタンヤングの優勝戦展望です。メンバーは、①吉田裕平木下翔太前田篤哉関浩哉井上一輝上條嘉嗣。準優で逃げ切れたのは吉田選手だけということで、びわこの水面攻略の難しさを裏付ける結果となりました。

当日のびわこの天候は曇りと雨…。コンディションが微妙な状況の中、吉田選手が本来のパワーで押し切れるか!?が最大の焦点です。隣は、先のグランドチャンピオンで優出した実力者・木下選手が構えています。また、カドの想定となる関選手の一撃も脅威ですし、簡単には逃げ切れないと読んでいます。

ここで、私が機力面で要チェックしたいのが5号艇の井上選手。レディースvsルーキーズバトルで吉川貴仁選手に初優勝をもたらした12号機を相棒に、3連単の舟券の一角に絡む可能性は十分秘めています。

それでは、フォーカスです。頭は、2コースから差す木下選手かカドから仕掛ける関選手のどちらかになると見て、2着・3着の軸は井上選手。2-5=流と4-5=流と配当面も期待しての狙い目を挙げました。

一方位、ウエスタンヤングの優勝戦展望です。①渡邉和将島村隆幸中村晃朋安河内将羽野直也西野雄貴。実は、過去のウエスタンヤングの覇者はこれまで福岡支部の選手がズラリと名を並べています。優勝戦には、福岡支部から羽野選手がただ1人乗ってきましたが、優出6選手の中ではややパワー面で劣勢と読んでいます。安河内選手がカドから目一杯仕掛け切った場合にチャンスがあるか?くらい、羽野選手の優勝の可能性は低いと読んでいます。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。