~実況アナの穴目八目~

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私が三国のレギュラー実況アナを若手にバトンタッチしてから、間もなく1ヶ月が経とうとしています。現在は、弊社の新人・高橋敬亮[たかはしけいすけ]アナウンサーが独り立ちするサポートを私は続けていますが、今回の水仙花賞が最後の立会いになります。これから、新たな三国のレース実況アナウンサーとして初々しく挑戦を続けていきますので、温かい目で見守って頂きますよう、よろしくお願い致します。

さて、三国で昨年4月から使用されている現モーター・ボートの期限は、残り2ヶ月を切りました。ここにきて、三国のエース候補・2機は急激にクローズアップされるようになってきました。それが、「51号機」と「58号機」です。

51号機は、2節前の「むつき第1戦」で山口達也選手がパーフェクトVをもたらした超越のハイパワーモーター。58号機は、昨年末の北陸艇王決戦で10年ぶりのGI参戦した浜野孝志選手が準優勝戦まで進出させた節一級のモーター。使い納めの時期まで、今回の水仙花賞まで5節ありますが、ファンの懐を温めさせるシーンを演出させていきそうです。

今回、51号機を手にしたのがデビュー6年目の112期・清水敬太選手。58号機は、清水選手と同県の先輩・亀本勇樹選手が引き当てました。清水選手も亀本選手も、試運転に臨む前から笑顔の表情を見せていて、水仙花賞の大きな注目点となってきそうです。実は、2節前に山口選手が完全優勝を飾った時に、58号機を手にしたのは同県の山地正樹選手。ひょっとすると、エース機候補は互いに惹かれあうのかもしれません。

小林習之

1969年滋賀県大津市生まれ。千葉大学法経学部経済学科卒。1991年に三重テレビのアナウンサーとして入社。1年目に、津ボートレース展望番組「津ボートレースアワー(現・ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ)」のMCを担当したのがボートレースとの出会い。1994年にフリーアナウンサーに。テレビ埼玉「レースダイジェストBACHプラザ(現・BACHプラザ)」総合司会やBOATRACE戸田の実況が本格的な公営競技アナウンサーのデビュー。ボートレースの師匠は、スポーツ報知若松担当の井上誠之記者(師弟関係は27年)。また、ボートレース以外はオートレース、高校スポーツ(野球・サッカー・ラグビー・春高バレー)、プロ野球、Jリーグ、海外サッカー(オランダ・ポルトガル)などの実況をこれまで担当。2019年1月、BOATRACE三国の正月開催「初夢賞」をもってレース場メイン担当のアナウンサーを引退。現在は、有限会社アップライトの経営者として後進の指導を中心にあたる。