浜名湖

静水面の周回展示はスピードに注目

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浜名湖ボートでは、2日から「薄暮だョ!第5回B級名人大集合 マクール杯」が開催されています。元ボート選手、マンスリーBOAT、マクール、ボートボーイによる舟券のリーグ戦がYouTubeで放送されています。

浜名湖といえば、全国でも有数の広さを誇る競走水面が特徴です。風さえ吹かなければ走りやすい水面です。狭い戸田をホームにしている埼玉支部の若手は、浜名湖に来ると全速で試走を繰り返すほどです。水質が汽水というのも走りやすさに関係しているようです。走りやすさは、ターンに現れます。全速でターンをしても不安がありません。周回展示も全速に近いスピードでターンをします。もし、周回展示でスピードを落としてターンをしている選手がいたら、それはプロペラ調整がうまくいっていないからです。本番レースに不安を抱えたままで臨まなければならないので、思い切ったレースができません。静かな水面のレース場ほど、ターンスピードに重点を置いて舟券作戦を立てた方が良いでしょう。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。