大村

第37回グランプリ 舟券の底流はコレ-1

{{ good_count }}

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

マンスリーBoatRace12月号で、本誌の松長彰が「SGは機力不問でイン信頼」という原稿を書いています。グランプリでもこれが通用するか過去3回の大会のデータを調べてみました。分かったことは、グランプリの舟券の意外な真実です。トップレベルの選手が18名揃い、性能上位のモーターが18機揃うだけに舟券は難解だと考えてしまいますが、事実は正反対でした。

枠なり進入だと1コース1着率は83.3%

グランプリといってもコース取りからいつも荒れているわけではありません。過去3大会の33レースで、枠なり進入は24レースもあります。スロー勢の進入が深くならないので、1コースがスタートを決めれば先マイが有力です。24レース中、1コースが逃げたのは20レースもありました。1着率は83.3%です。1-2、1-3がそれぞれ7回ずつです。枠なり進入になりそうなら、1-23-流しの8点買いをしておけば的中は間違いなしです。実力、機力が接近したレースなので、こうした舟券になるのです。

枠なりが崩れると万穴出現率は50%

枠なりが崩れるとレースはもつれます。昨年の優勝戦は3連単が不成立になりましたが、枠なり進入が崩れていました。過去3年間で、枠なりが崩れたのは33レース中9回ありました。3連単で万穴が4回、1コースを取った選手が逃げたのが4回です。枠なりが崩れるといっても、1号艇はしっかりと1コースを主張しています。逃げるケースと万穴になるケースのパターンの舟券を準備しておくことが良いでしょう。

桧村賢一

1947年福岡県生まれ。「競艇専門紙・ニュース」を経て、現在は「マンスリーBOAT RACE」のライターとして執筆活動のほか、レジャーチャンネルでのレース解説、BTS市原、岡部、岩間などで舟券塾を定期的に開催している。「舟券を獲る最強の教科書」(サンケイブック)「よくわかるボートレースのすべて」(サンケイブック)などボートレース著書多数。