「自分でラインを決めずに全部一番になる気持ちが大事」刑部亜里沙/BTSオラレ浜松イベントレポート

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6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。9日は静岡県浜松市にあるBTSオラレ浜松で、同県出身の刑部亜里沙によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。

ボートレーサーになる前は何をしていましたか?

大学に通って高校の体育の教員を目指していました。スポーツには絶対に関わっていたくて、トレーナーと体育の教員のどっちに進もうかと思っていましたね。教育実習に携わる中で、教えるということがすごく楽しくて「やりがいがありそうだな」と、その時は感じていました。 あとは柔道もやっていました。お父さんとおじいちゃんが柔道をしていて、兄弟3人で始めました。大学3年生の時に3段まで取ることができたんです。ボートレースでは柔道をやる中で身についた体幹が活かされていると思いますよ。

新人レーサーの仕事は何ですか?

レース場に一番に入って、先輩たちがすぐにボートに乗れるようにとか、次のレースの準備とかたくさんあります。前検日も業務が始まるまでにやることがいっぱいあります。それを忘れないように、全部メモをして漏れがないようにしていますね。

デビュー戦と初めて1着を取った時の感想を聞かせてください

意外とデビュー戦は緊張しなかったと思います。初1着は良く覚えていて、めちゃくちゃ嬉しかったです。師匠の原豊土さんと一緒の節だったんですけど、目の前で水神祭をするというのが目標と言うか「できたら良いな」と思っていたので、原さんの前で出来て良かったです。しかも、ノリノリで一緒に水面に飛び込んでくれて嬉しかったです。

師匠はどんな存在ですか?

優しくて、自分をいつもポジティブにしたり励ましてくれます。ペラなどについても教えてもらいますが、自分は気持ちの面が多いです。私はすごくネガティブなので、いつもプラスの方向に持っていってくれます。

これからボートレーサーを目指している方にメッセージをお願いします

自分で「これくらいでいい」とかラインを決めるんじゃなくて、上を目指して、一番を目指して勉強や体力作りに取り組んでほしいです。私もレーサーになりたい気持ちがあって「とにかく全部一番になる」と思ってきたので、信じて頑張ってほしいですね。

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