「頑張れば頑張った分だけ自分に返ってくる」戸敷晃美/BTSオラレ日南イベントレポート

6月17日から全国のボートレースチケットショップ(BTS)で現役レーサーによるトークショーイベントが開催されている。5日は宮崎県日南市にあるBTSオラレ日南で、同県出身の戸敷晃美によるトークショーが行われた。本記事ではイベントの様子をお届けする。

選手になろうと思ったきっかけは？

最初は姉が目指していたんですけどなれなくて、自分が目指そうと思っていた時、テコンドーの遠征で愛知県に行く機会があり、父親と常滑に初めて生でボートレース見に行きました。その時に見た1マークの水しぶきとエンジン音がかっこよくて、目指そうと思いました。

レーサーになってよかったことは

周りの同年代より年収がいいので、その分、おいしいものをいっぱい食べたり、親を旅行につれていったりできたことですね。
頑張れば頑張った分だけ自分に返ってくるところもいいですね。

初勝利のときの思い出は

追加で行った時のレースなんですけど、2、3着はとれるけど中々1着が取れなくて。師匠にもそろそろ取れるよって言われて行ったんですけど、すごいスタートが行けて、1マークも冷静に行けて1着が取れて。すごい嬉しかったです。

養成所時代の思い出は

入校式の時は友達もいないし、ピリピリした雰囲気だったので不安しかありませんでした。でも1年間一緒に過ごすと家族同然になっていました。
養成所での楽しみは一か月に一回の外出でした。外出日はいつも通り朝6時に起床し、掃除を終わらせて外出していました。外出時はみんな甘いものを求めているので、マクドナルドやパンケーキなどをよく食べたりしていました。
また、外出時に親が宮崎から会いに来てくれたりして、その時に久しぶりにスマホを触ると感動していました。

ゲン担ぎなどはありますか？

あるお寺に勝ちだるまというものがあって、裏に願い事を書いて家に飾っています。願い事がかなったときは奉納しています。ちなみに今あるのは1年間無事故と書いてるんですけど、F切ってしまって…(笑)

気分転換はどのようなことをされてますか？

レース場ではクロスステッチを持って行って、それをやっていると無になれるのでやってます。今は大きいサボテンが乗ってるものを作っていて、この先、ランチョンマットとかになっていきます。
休日は子供と遊んで気分転換してます。遊んでるとやっぱり癒されますね。レースに行く時は心配なんですが、宿舎に写真を持って行きます。

ボートレーサーを目指している方にメッセージ

スポーツができないとダメと思っている方が多いですが全然そんなことはなく帰宅部や泳げない方でもなることはできます。体力試験で必要な個所を鍛えて高校入試レベルの勉強や一般常識などを学べば今からでも遅くないです。

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